ちょっと特殊なアウトドア趣味

大型連休がとれると、近郊の山中へととあるアウトドア趣味活動へと行くことがあります。

アウトドアとは言っても一般に想像される様なジャンルではなく、人によってはかなりニッチと思われがちなもの。それはずばり、沢沿いにある地層や岩の中からの化石採集です。

中学時代から地質や古生物に興味を持っていた私は度々近郊の山や海岸線に出掛けては化石採集やそれを元にした個人研究や種類調べを楽しんでいたのですが、近年は法面工事がなされたり採集禁止となってしまうフィールドも多く、かなり遠方に出掛けなければなりません。

それでもマイカーを持つ様になってからはぐんと行動範囲が広がり、より多くのフィールドに慣れ親しめる様になったのです。

今年の連休に出掛けたのは、定期的に行き慣れた近郊の低山。既にルートが決まっており渋滞も楽に避けられる上、初めてのフィールドに付きものの危険性も少なく、マイペースで存分に採集活動を楽しめるからです。

現地は4月の季節外れの大雨の為に川床の流路が所々で変わり、その中を足場を作りながら歩くのも結構骨が折れる作業だったのですが、その分至るところに新鮮な転石や地層が露出し、まさに新たに化石を見付けるには最適な条件。その条件通り、半日掛けて幾つかの素晴らしい保存状態の化石を採集する事が出来たのでした(^_^)

私自身が最近になって発見した産地という事もあり、近隣の有名な産地と比べれば明らかに出会う同じ趣味の人も少なく、競合を避け存分に採集に集中出来たというのは本当に有難いものでした。

ある程度の流量がある沢沿いはそこに佇んでいるだけでも風景や音が素晴らしいヒーリング効果を生んでくれます。確かに野生の熊は要警戒ですが、沢沿いの開けた河原に疲れた腰を下ろし、作って来た弁当を食べるのは最高の瞬間。日頃のストレスも立ちどころに吹き飛び、これ以上無い非日常感を味わう事が出来ました。

帰りは帰りで身体もヘトヘトに疲れ果てていましたが、成果も十分でまさに心地良い疲労感。またいつかこんな気持ちを味わいに来たいと思った程でした。